フォーミュラニッポン 第１回公式合同テスト 鈴鹿サーキット 2007.3.5-6
200７年シーズン開幕を直前に控えた3月5・6日、鈴鹿サーキットで開催された第1回フォーミュラニッポン公式合同テスト。
富士の開幕が待ちきれず、日曜日のモータースポーツファン感謝デーから鈴鹿入りです。
お気に入りのヘアピン席を中心に、のんびり観戦＆撮影。ひさしぶりのエキゾーストノートをたっぷり味わえました。
モータースポーツファン感謝デーでは、スーパーアグリF1チーム、鈴木亜久里代表を招いてのF1壮行会をはじめ、ドライバーのサイン会や歴代8耐マシンの展示、模擬レースなど、たくさんのイベントが行われました。
なかでも、この日一番楽しみにしていたのは、フォーミュラニッポンのデモ走行、アラビアンオアシス・ブルーのお披露目です。
昨年までのArtingレッドから一転、さわやかなライトブルーは、かなり新鮮で印象的。速そうです。
この日は、普段立ち入ることのできないピットロードが開放されていて、デモ走行前にインパルのピット前でしげしげとマシンを観察。
しばらくすると、マシンの暖気がはじまり、本山選手をはじめとするドライバーたちが颯爽と登場してきました。
そろそろ追い出されるかな・・・と思いきや、「出れなくなりますけど、いいですか？」とオフィシャルさん。
「もちろん！（出たくないです！）」
周りに三角コーンとバーがめぐらされ、自分を含めた観客たちはモバイルキャストとアラビアンオアシス、両チームのピットにはさまれたせまいスペースに隔離され、離れ小島状態に。右を向けば、すぐそこに本山＆クルム、左を向けばトレルイエ。なんという僥倖でしょう。さすがはファン感謝デー！
ヘルメットを装着し、マシンに乗り込み、ステアリングを取り付け、ミラーを調整し、準備完了。デモ走行とはいえ表情は真剣そのもの。
エンジンを始動し、マシンは瞬く間にピットロードへ。一連の作業を固唾を呑んで見守りつつ、撮影することができました。
スターティンググリッドでの撮影は何度もしたことがありましたが、ピットからのスタート風景をこれほど間近から撮るのは初めてのこと。思いがけない体験に、大感激。これだけで、鈴鹿に来た甲斐がありました。
明けて、テスト初日は春の嵐。あいにくの大雨で、午前中は5回の赤旗中断となる荒れた展開。
天候の回復が見込めず、午後のセッションは中止。今年もフォーミュラニッポンは雨にたたられます・・・。
翌6日は前日の荒天が嘘のように晴れ渡り、セッション時間も延長され、各車精力的に走行を重ねてくれました。
1分40秒856のトップタイムを記録したのは、前日に引き続き、アラビアンオアシス本山哲。絶好調。
2番手にはモバイルキャスト・インパル松田次生、3番手には古巣復帰のPIAA NAKAJIMA小暮卓史。やっぱり白いマシンが似合います。
以下、トレルイエ、デュバル、クインタレッリ、ロッテラーら外国人勢が1秒以内の僅差で続きました。
驚いたのは、2日目の夕方、ヘアピンコースサイドの芝生の火災です。
マシンのパーツらしきものが芝生に飛んで、そこから発火したように見えたのですが、小さな白い煙が上がり見る間に燃え広がりました。
おりしも風が強く吹いているなか、スタンドにいる自分は見守ることしかできず、「山火事になったらどうしよう」とハラハラドキドキ。
オフィシャル（一人！）の迅速な消火でことなきを得たのですが、あらためて火の恐ろしさを認識したのでした。
カーボンむき出しのマシンばかりかと思っていた合同テストですが、真っ黒だったのはインギングのみ。
各チーム既にスポンサーカラーをまとい、準備万端って感じです。
2007年シーズンの開幕はもうすぐそこ。どのチームがスタートダッシュを決めるのか、楽しみでなりません。
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