フォーミュラニッポン 公式合同テスト 鈴鹿サーキット 2008.3.3
モータースポーツファン感謝デーに引き続き、鈴鹿サーキットで始まったフォーミュラニッポンの公式合同テスト。
3日間行われたテストの初日だけ、おなじみヘアピン席で定点撮影をしてきました。
毎年開幕直前のお楽しみといえば、移籍ドライバーの走りと、ニューマシンのカラーリングです。
昨年末にチーム・ルマンへの電撃移籍を発表した本山哲選手は、カーナンバー＃7の真っ黒なカーボンボディのマシンで登場。
ヘルメットやバイザーステッカーにもスポンサーロゴは無く、今シーズンのカラーリングは謎に包まれたまま。
新たなスポンサーカラーを纏うことになるのか、チームメイトの＃8石浦選手同様のキグナスブルーになるのかはわかりませんが、発表が楽しみでなりません。
ファインダーから見たヘアピンでの走りは、パドルシフト導入の効果なのか、昨年以上に旋回速度が増した感じ。
本山選手独特のコーナーリング、脱出時のシャープなステアリング裁きは健在でした。
一方、古巣のチームインパルは今年は3台体制。
カーナンバー＃1が誇らしげな松田次生と＃2ブノワ・トレルイエが駆るのは、メタリックブルー＆シルバーに彩られた美しいマシン。
新スポンサーのLAWSON ローソンを引っさげて、F1マクラーレンを上回る、インパクトのある鏡面ボディで登場です。
インパルのもう一台、GP2帰りの＃20平手晃平はカーボンボディのマシンで好タイムを連発。
以前のTOYOTA育成ドライバーのように、TDPのスポンサードになるとのもっぱらの噂ですが、今季期待の大きい選手の一人です。
昨年今一歩チャンピオンに届かなかったPIAA NAKAJIMAは、＃32小暮卓史＆＃31ロイック・デュバルで再びシーズンに臨みます。
マシンのカラーリングは昨年とほぼ一緒ですが、一回り大きくなったカーナンバーが印象的です。
小暮は初日のトップタイム1'40.737 をたたき出し、昨年後半の勢いそのままに、好調な滑り出しの様子。
HONDA F1テストを経験したことで、一回り大きくなった（はずの）小暮選手。昨年の屈辱を晴らすことができるのか、注目です。
この日は晴れたり曇ったり、セッションの合間には強い雨が降ったりの、コロコロ変わる不安定な天候。
ウェット路面だった午後のセッションの前半には、ほとんどのマシンが待機状態で、一時はこのまま終了するのではとヒヤヒヤさせられました。
各チームの実力が拮抗し、コンマ数秒を争う熱い戦いが繰り広げられているフォーミュラニッポン。
パドルシフトの導入やポイント＆予選方式の変更など、今年もその戦いをさらにおもしろく、ヒートアップさせてくれそうな要素がたっぷりで、今から開幕戦が待ち遠しくてなりません。
≪HOME Formula Nippon MENU 2008 Formula Nippon R1 FUJI ≫
■サムネイル画像のフレームが下部に表示されない場合は、こちらをクリックしてください。