SUPER GT 公式テスト 鈴鹿サーキット 2008.3.1
長かったモータースポーツオフシーズンもやっと終わりを告げ、2008年ＧＴ開幕まで、残すところあと2週間。
今年も開幕まで待ちきれず、2008年ニューマシン、なかでもGT-Rの勇姿を撮るために、モータースポーツファン感謝デー初日の土曜日に行われた鈴鹿公式テストに遠征してきました。
サーキットに到着したのは、午前の走行が今まさに終わろうとしていたタイミング。
遠くから聞こえるエキゾーストノートに心躍らせながら、ゲートから一番近い最終コーナースタンドで、今年初めて、走るGTマシンとご対面です。
シケインを抜け、軽快にシフトアップしながら最終コーナーを駆け抜けていく色とりどりのマシン群。
走行終了までのわずかな時間、カメラは取り出さず、しばしじっくりと目を凝らして、2008年ＧＴ500マシンを観察することに。
NISMOのGT-R 2台は、マシン後部がカーボン地のままで、フロントにはスポンサーロゴは無く「NISSAN」ロゴのみ。
サイドにはシルバーのアクセントも見当たらず、どうしたことか、1月のオートサロン仕様よりさびしくなっちゃってます。
開幕パッケージを期待していただけに、ちょっとガッカリ。お楽しみは2週間後までとっておけ、ということでしょうか・・・。
一方、カルソニックとイエローハットはスポンサーロゴも整い、ほぼ開幕仕様でお目見え。
カルソニックブルーを纏ったGT-Rは想像以上に精かんなマスクで、撮影のモチベーションが高まりそうです。
午後はお気に入りのヘアピン席に移動し、のんびり観戦＆撮影を楽しむことに。
昨年11月のフォーミュラニッポン最終戦以来のヘアピン撮影。やっぱりここが一番。心が落ち着きます。
午前中は走行を見れなかったディフェンディングチャンピオンARTA NSXが登場するも、カラーリングの第一印象は△。
正面から見るとホワイトラインが涙のようで、まるでマシンが号泣しているかのようです。開幕戦もこのカラーリングなんでしょうか・・・。
天候は陽が射したり翳ったり、コロコロ変わる不安定なコンディション。
走行開始時の気温は9℃。日が傾いたセッション終盤にもなると一層風が冷たく感じられ、手がかじかむほどの寒さに。
機材は今年も EOS KISS DIGITAL N と EF100-400mm/4.5-5.6 L IS、エクステンダーEF1.4×Ⅱ。
撮影結果はともかく、シーズン本番前の良いウォーミングアップになりました。
今秋のサーキット改修工事では、大規模なスタンド建設＆パドック整備と合わせて緊急車両用道路ができるとかできないとか。
サーキットの安全確保が重要なのはわかりますが、鈴鹿のヘアピンだけは、いつまでもアマチュアカメラマンに優しい場所であってほしいものです。
テストの翌日は、毎年恒例のモータースポーツファン感謝デー。
中野信治選手駆るウィリアムズホンダFW11の走行を始め、フォーミュラニッポンやスーパーＧＴのデモ走行、サイン会、小暮・井出・細川HONDA3選手によるラジコン対決と盛りだくさんの内容で、サーキット内はグランドスタンドもピット内も、シーズン以上のものすごい混雑ぶりで、大盛況だったのですが・・・残念なことも少なからずありました。
フォーミュラニッポンの参加台数はわずか4台、GTに至ってはARTAとNISMOの2台のみの単独走行・・・。
公式テストを見ることができた自分はまだしも、日曜日だけ参加のファンには、かなり物足りなく感じられたのではないでしょうか。
加えて、デモ走行のスタート進行の分かりにくかったことといったらありません。
昨年のように、フォーミュラニッポン走行直前のドライバーショットを狙ってピット前で待ち構えるも、無情にもマシンはスタッフに押されてホームストレート上へ。あわててピットウォールに駆け寄るも、しばらくしてここは立入り禁止だと、オフィシャルに排除されてしまう始末。
自分を含めた数十人の観客はピットレーンを右往左往。結局ホスピタリティブースからおとなしく観戦することに。
感謝デーで一番期待していたシーンはまったく撮れず、そのうえランボルギーニの大名行列を延々と見せられて、かなり不完全燃焼に終わった日曜日でした・・・。
嵐優子さん・水谷望愛さん
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