2017年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第7戦 JAFグランプリ 鈴鹿サーキット 2017.10.21
＃50 小暮卓史 B-Max Racing team
＃50 小暮卓史 B-Max Racing team
＃50 小暮卓史 B-Max Racing team
＃50 小暮卓史 B-Max Racing team
＃37 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S
＃37 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S
＃37 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S
＃36 アンドレ・ロッテラー VANTELIN TEAM TOM’S
＃36 アンドレ・ロッテラー VANTELIN TEAM TOM’S
＃15 ピエール・ガスリー TEAM 無限
＃15 ピエール・ガスリー TEAM 無限
＃18 小林可夢偉 KCMG
＃18 小林可夢偉 KCMG
＃41 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃40 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃16 山本尚貴 TEAM 無限
＃16 山本尚貴 TEAM 無限
＃2 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING
＃2 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING
＃64 中嶋大祐 TCS NAKAJIMA RACING
＃7 フェリックス・ローゼンクビスト SUNOCO Team LeMans
＃10 塚越広大 REAL RACING
＃4 山下健太 KONDO RACING
ヘアピンコーナー
小暮卓史 B-Max Racing team
アンドレ・ロッテラー 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S
ピエール・ガスリー TEAM 無限
千葉悠凪さん・森園れんさん
大型台風の接近による大雨のため、土曜日の予選Q2以降の走行と翌日曜日の決勝2レースが中止になってしまったスーパーフォーミュラ最終戦。
結果、2017年のドライバーズタイトルは P.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明が獲得。F1アメリカGPをキャンセルして駆けつけたTEAM 無限 ピエール・ガスリーは戦わずして0.5pt差のランキング2位に終わるという、曰く言い難いシーズンエンドになってしまいました。
雨の予選土曜日。
季節外れの台風21号接近の影響により、三重県北部の降水確率は午前午後ともに90％。AM7：30、近鉄白子駅前から直行臨時バスに乗り込み、F1日本GPから2週間ぶりの鈴鹿サーキットへ。アンドレ・ロッテラーが表紙のフリーペーパー「STAGE」 を手に、最終コーナーエントランスをショートカットして、閑散としたヘアピンコーナー常設Ｉ席前のカメラマンエリア、おなじみの定点撮影ポイントへ。雨天撮影装備を整えて走行開始を待ち構えました。
気温18℃。路面はフルウェット。AM9：10、60分間のフリー走行がスタート。天候悪化で午後の予選がキャンセルになった場合、このセッションのタイム順で決勝グリッドが決まるとあって、いつになく早いマシンの走り出し。中嶋一貴に続き、カーティケアン、伊沢拓也、塚越広大が相次いでスピン＆コースオフ。赤旗提示4回の荒れたセッションの結果、トップタイムをマークしたのはDOCOMO DANDELION 伊沢拓也。野尻智紀、ピエール・ガスリー、石浦宏明、関口雄飛が続き、今回からウイングにEXEDYのスポンサーロゴが入れられたB-MAX Racing 小暮卓史は13番手に。
この日の観客数は9.500人。AM11:30、GPスクエアで歴代チャンピオン5名が出演したドライバートークショーを楽しみ、傘差し禁止のピットウォークでずぶ濡れになった後は、ヘアピンコーナーにとんぼ返り。予定から5分遅れのPM13：55に予選Q1がスタートしたものの、路面の水量が多く即座に赤旗。このままセッション終了… かと思いきや、雨脚が弱まったPM14：40になって漸くセッションが再開。
ローゼンクビスト、小林可夢偉、ピエール・ガスリーが1コーナーでコースアウト。フリー走行同様に荒れた展開になったこのセッションで、トップタイム1'54.395をマークしたのはVANTELIN TEAM TOM’S アンドレ・ロッテラー。野尻智紀、中嶋一貴、石浦宏明、中嶋大祐が続き、ピエール・ガスリーは8番手、小暮卓史は18番手に留まりました。
終盤のガスリーのコースアウト＆赤旗をもって予選はすべて終了。Q2・Q3は行われず、レース2のグリッドを決めるセカンドベストタイムのトップは、ITOCHU ENEX TEAM IMPUL ヤン・マーデンボロー。野尻、伊沢、大祐、一貴が続き、小暮は14番手に。
「なんでQ2やらんの？」と毒づく小林可夢偉、中嶋大祐、ピエール・ガスリーらによるドライバートークショーをひとしきり楽しみ、GPスクエアのブースで2週間前に買ったばかりのマクラーレンコラボTシャツが半額の￥3,000で売られているのにショックを受けつつ、PM16：45 サーキット発の満員のバスで近鉄白子駅へ。
ホテルの自室に戻り、びしょびしょに濡れたスニーカーをドライヤーで乾かしながら鈴鹿サーキットのサイトに目をやると、トップページに 「台風での荒天が予想されるため、決勝レースは中止。代替日程はなし。」 との一文が。楽しみにしていた石浦 VS ガスリーの直接対決を見ることは叶わず、結果 6戦までの全レースでポイントを積み重ねてきた P.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明が0.5pt差で自身2度目となるシリーズチャンピオンに輝くことに。
開幕から応援を続けてきたB-MAX Racing team 小暮卓史は、NAKAJIMA RACING 在籍最終年の2014年以来となるノーポイント。HONDAエンジンの劣勢とチーム参戦初年度のハンディは如何ともしがたく、悔しさの残る厳しいシーズンになってしまいました。
翌朝も雨。何とも言えない徒労感を覚えつつ、近鉄白子駅から帰路へ。決勝中止発表後に観客不在で行われたシリーズ表彰と記者会見のニュースを見ても、シーズンが終わったという実感は湧かずじまい。モヤモヤした気分は一向に晴れないまま、2017年のスーパーフォーミュラは閉幕と相成りました。
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