フォーミュラニッポン 第1回公式合同テスト 鈴鹿サーキット 2012.3.4-5
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃2 中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S
＃2 中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S
＃2 中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S
＃1 アンドレ・ロッテラー PETRONAS TEAM TOM’S
＃1 アンドレ・ロッテラー PETRONAS TEAM TOM’S
＃16 山本尚貴 TEAM 無限
＃16 山本尚貴 TEAM 無限
＃40 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃40 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃41 塚越広大 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃20 松田次生 TEAM IMPUL
＃19 J・P・オリベイラ TEAM IMPUL
＃8 ロイック・デュバル Team KYGNUS SUNOCO
＃31 中嶋大祐 NAKAJIMA RACING
＃31 中嶋大祐 NAKAJIMA RACING
＃38 平手晃平 Project μ/cerumo・INGING
小暮卓史 NAKAJIMA RACING
松田次生 TEAM IMPUL
昨年のもてぎ最終戦以来になるフォーミュラニッポンの走行を楽しみに、鈴鹿サーキットへ行ってきました。
春まだ浅い曇天の日曜日。近鉄白子駅前から出発直前の臨時バスにタイミング良く乗り込み、一路サーキットへ。
今年は鈴鹿サーキット開場50年の記念の年とのことで、ファン感謝デーの内容もパワーアップ。佐藤琢磨とジャン・アレジの来場にグループCカーの走行、中嶋悟VS星野一義のF1対決が加わり、AM8：00のゲートオープン時には、入場を待つ観客の列がボウリング場の先にまで伸びる盛況ぶりです。鈴鹿レジェンド限定ミニカー LOTUS100T 佐藤琢磨は前日土曜日に既にSOLD OUT。グランドスタンド裏のGPスクエア経由で昨年のF1日本GP以来になるヘアピンコーナーへ移動。常設スタンド下のカメラマンエリアに陣取り、走行開始を待ち構えました。
AM9：30、待ちに待ったフォーミュラニッポンのテスト走行（わずか30分！）がスタート。気温8℃、周囲の観客は20名ほど。今オフに舗装し直された黒々としたコース路面を、心地よいエキゾーストノートを奏でながら、ニューカラーを纏ったFN09が駆け抜けて行きます。
今シーズン一番の驚きはNAKAJIMA RACINGのカラーリング変更です。これまで慣れ親しんだPIAAカラーの白ベースからダークブルー＆ホワイトのツートーンに様変わり。往年のティレル019を思い起こさせる配色は思いのほか違和感なくしっくりくるものの、伝統のカラーリングが失われたことに一抹の寂しさを感じないではいられません。昨年までと同様に小暮卓史選手駆る32号車のミラーとリアウィング両端には、蛍光オレンジのマーキングが施されて一目瞭然。「フォーミュラニッポン参戦以来最悪のシーズンだった」と自ら語る昨シーズンを引きずることなく、ニューカラーを纏ったマシンで心機一転。小暮選手のスタートダッシュを期待したいところです。
もう一つの驚きは、インディカーシリーズで戦うことが決まっている佐藤琢磨選手のフォーミュラニッポンへのスポット参戦の報です。実際にはインディカーシーズン終了後の鈴鹿最終戦だけになりそうな雰囲気ですが、嬉しいニュースであることに変わりはありません。琢磨選手は今季から所属するレイホール・レターマン・ラニガンと同じブルー&ホワイトのカラーリングのFN09マシンで、TEAM 無限からこのテストにエントリー。カーナンバーは15。イギリスF3時代のライバルだったロッテラーやインディジャパンでの接触が記憶に新しいオリベイラら旧知のドライバー達とどんなバトルを繰り広げてくれるのか。とても楽しみです。
また、TEAM IMPULからは松田次生、TEAM KYGNUS SUNOCOからはロイック･デュバル、元チャンピオン2選手が復帰参戦。キミ・ライコネンが復帰したF1同様に、4名のドライバーズチャンピオン経験者がしのぎを削る今年のフォーミュラニッポン。いやが上にも期待が高まります。
午後の降雨予想は80％。貴重なドライコンディション下、EOS KISS X3に取り付けたEF100-400mmを250〜280mmほどに伸ばし、シャッタースピードを1/160〜200にセット。各車10周＋α程度の周回ながら、久しぶりのマシン撮影を楽しみました。
このセッションでトップタイム1'38.793をマークしたのは、TEAM 無限 山本尚貴。路面改修とタイヤのコンパウンド変更もあってか、非公式ながらも小暮が2010年開幕戦で記録した1'38.917を更新。以下、オリベイラ、伊沢拓也、塚越広大、小暮卓史が続きました。
走行終了直後からポツリポツリ降り出した雨が本降りに変わる中、PM12：30、ラウンドゼロと称されたエキシビションレースがスタート。翌日からのテストなど関係無いとばかりに激しいバトルが繰り広げられ、結果、J・P・オリベイラが優勝。佐藤琢磨、アンドレ・ロッテラーが表彰台を分け合いました。
その後も雨量が減ることはなく、ファン感謝デーの走行プログラムは変更を余儀なくされることに。中嶋悟VS星野一義のF1対決は中止になり、急遽トークショーに変更。期待していたF1レジェンドデモランも、フェラーリF2003とジャン･アレジによるロータス101 2台だけという寂しい走行になってしまいました。
明けて月曜日。公式合同テスト初日となるこの日も大雨。天気予報を見ても日本中が傘マーク…。
とりあえずタクシーでパドックエリアに直接乗り付け、前日にできなかった出勤ドライバーのサイン収集活動に専念することに。サーキット到着直後のAM9：30、ピットガレージ裏のチームオフィス前にライトグリーンのフィットが停まり、中から姿を現したのは佐藤琢磨選手です。何というタイミングの良さ！
付添の男性が手を広げて制止しかけるのを「いいから」と軽く遮り、立ち止まりペンを受け取ってくれた琢磨選手。この日最大の目標が早くも達成。持参したインディジャパンのプリントに丁寧なサインをいただくことができました。
そうこうするうちに午前中の走行中止が発表され、昨年の第5戦を思い出させる嫌な雰囲気に。相変わらず雨の降り続くPM15：00、午後の走行開始が危ぶまれる中、いつセッション中止が発表されてもいいように、グランドスタンドV2席でコンビニおにぎりをパクつきながら、しばし様子見。数台のマシンがピットを後にするのを見届けたところで、急ぎヘアピンコーナーへ移動することに。
さすがにヘアピンコーナーの観客は数えるほど。雨天装備を調えてスタンド下段に陣取り、ISOを200にセット。盛大に水しぶきをあげながらコーナーを立ち上がるマシンを、シャッタースピード1/160〜100で追いかけました。
PM17：00、あっという間にセッション終了。トップタイムをマークしたのはDOCOMO DANDELION 塚越広大。チームメイトの伊沢拓也、小暮卓史、ロイック･デュバル、松田次生が続き、佐藤琢磨は9番手でフォーミュラニッポンテスト走行を終えました。
陽光にきらめくマシンの撮影は叶わず、不完全燃焼気味に終わった今回のフォーミュラニッポンテスト。
2012年シーズン開幕まで、富士スピードウェイでの第2回公式合同テストを残すのみ。シリーズパドックパスのWeb申し込みも完了し、準備万端。4月の開幕戦鈴鹿2＆4が待ちきれません。
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