ＳＵＰＥＲ ＧＴ 第2戦 富士スピードウェイ FUJI GT 500km Race 2012.5.3-4
LEXUS TEAM SARD 石浦宏明＆脇阪寿一
＃39 DENSO KOBELCO SC430 石浦宏明
＃39 DENSO KOBELCO SC430 脇阪寿一
＃23 MOTUL AUTECH GT-R 本山哲
＃23 MOTUL AUTECH GT-R 本山哲
＃23 MOTUL AUTECH GT-R 本山哲
＃18 ウイダー HSV-010 小暮卓史
＃18 ウイダー HSV-010 小暮卓史
＃18 ウイダー HSV-010 小暮卓史
＃36 PETRONAS TOM'S SC430 中嶋一貴
＃36 PETRONAS TOM'S SC430 中嶋一貴
＃100 RAYBRIG HSV-010 伊沢拓也
＃100 RAYBRIG HSV-010 山本尚貴
＃12 カルソニック IMPUL GT-R 松田次生
＃12 カルソニック IMPUL GT-R J・P・オリベイラ
＃32 EPSON HSV-010 中山友貴
＃1 S Road REITO MOLA GT-R ロニー・クインタレッリ
＃8 ARTA HSV-010 ラルフ・ファーマン
＃38 ZENT CERUMO SC430 平手晃平
＃23 MOTUL AUTECH GT-R 本山哲
＃18 ウイダー HSV-010 小暮卓史
＃36 PETRONAS TOM'S SC430 中嶋一貴
＃100 RAYBRIG HSV-010 伊沢拓也
＃23 MOTUL AUTECH GT-R 本山哲
＃23 MOTUL AUTECH GT-R ミハエル・クルム
＃18 ウイダー HSV-010 小暮卓史
＃36 PETRONAS TOM'S SC430 リチャード・ライアン
＃100 RAYBRIG HSV-010 山本尚貴
＃17 KEIHIN HSV-010 塚越広大
＃18 ウイダー HSV-010
＃23 MOTUL AUTECH GT-R
メインストレート
プリウスコーナー
LEXUS TEAM SARD 石浦宏明＆脇阪寿一
中島亜莉沙さん・橋本雪乃さん
春菜めぐみさん・高橋としみさん
赤西あやさん・美波千夏さん
佐崎愛里さん・春菜めぐみさん
乙幡紗希さん・中島亜莉沙さん
毎年恒例、ゴールデンウィークのルーティーン。富士スピードウェイで開催された2012年 スーパーGT第2戦に行ってきました。
2008年以来久しぶりに本来のレース距離 「500km」が復活した今回の富士ＧＴ。雨具を出したり引っ込めたり、きまぐれな天候が予定調和を覆した波乱万丈の110周。最後の最後に勝利をつかんだのは#39 DENSO KOBELCO SC430 脇阪寿一＆石浦宏明。3メーカーのドライバー達が笑顔で表彰台を分け合う面白いレースを楽しむことができました。
天気予報通りに大雨の予選日。
AM7：00、まだガラガラのP14駐車場に車を止め、満員の場内シャトルバスに乗り込んでメインスタンド裏へ移動。傘差し禁止のオープンピットで2012年仕様のマシンをザッとチェックした後は、おなじみの定番撮影ポイント、プリウスコーナーひな壇上へ。
AM9：00、120分間の練習走行がスタート。気温は14℃。日産 GT-Rはフロントフェンダーの両サイドをスパッと鋭角に削ぎ落とした独特のフォルムで登場。毎度のことながら今回の低ドラッグ高速富士仕様もお世辞にもカッコいいとはいえない顔つきです。一方、HONDA NSV-010はルーバーの無いツルンとしたボンネットが特徴的。今年から赤基調の左右対称カラーリングに一新されたウイダー以外、撮影意欲を高めてくれるような大きな変更箇所はなさそうな感じです。
昨年の決勝レースを思い出させるような大雨の中、赤旗中断が続出。上下にゴアテックスのレインウェアを着こみ、EF100-400mmフード先端に透明ビニール袋をグルリと貼り付けた完全雨天装備でマシン撮影に臨んだものの、終始テンションは上がらずじまい。翌日の天候回復を期待し、枚数もそこそこに撮影を切り上げました。
不意に繰り出される参加者の傘攻撃に辟易させられたピットウォークの後は、レストランORIZURUで早めの昼食。「富士山カレー」のネーミングに魅かれて食してみたものの味は今一つ。わずか20分間のインターバルで行われた午後の予選Q1〜スーパーラップは再びプリウスコーナーへ。
ポールポジションを獲得したのは#32 EPSON HSV-010 中山友貴。ダンロップのレインタイヤが雨上がりの微妙なコンディションにズバリ的中し、チームとしては2009年以来のフロントロウスタートに。#6 ENEOS SUSTINA SC430 大嶋和也、#39 DENSO KOBELCO SC430 石浦宏明が続き、Q1トップの#23 MOTUL AUTECH GT-R 本山哲は4番手。スーパーラップの最初に出走した#18 ウイダー HSV -010 小暮卓史は1コーナーでコースオフ。4輪脱輪のためタイム無効…9番手からのスタートに。
決勝日。AM5：30、真っ白な霧に包まれた山道を抜けてサーキットへ。前日同様P14駐車場に向うも、目に飛び込んできたのは「満車」の看板。結果的には数台分残っていたスペースになんとか滑り込めたものの、あと30分遅かったらアウトだったはず。いつにない観客の出足の良さです。晴れの予報はどこへやら。どんよりとした灰色の雲が広がる下、メインスタンド経由でパドックエリアへ。前日できなかった出勤ドライバーのサイン収集活動を終え、AM8：30、朝のフリー走行はピットビル屋上から。敷きつめられた無人のレジャーシートの合間を渡り歩いての流し撮りとピット練習撮影とを楽しみました。
ピットウォークの時間帯には眩しい光が差し込む瞬間はあったものの、その後は再び暗灰色の雲が頭上を覆い、今にも雨が降り出しそうないやな雰囲気に。この日の観客数は主催者発表で57,000人。大行列のできたORIZURUでのランチをパスし、出店のしょうが焼き弁当を購入して三度プリウスコーナーへ。
気温19℃。プリウスコーナーの斜面上には、望遠レンズを手にしたアマチュアカメラマンが鈴なり状態。ズラリと並んだディレクターズチェアとレジャーシートの隙間にわずかなスペースを見つけ、EOS KISS X3に取り付けたEF100-400mmレンズを目いっぱい伸ばして望遠端。シャッタースピードを1/160〜125、露出補正をマイナス1にセットして、置きピン＆手持ちでレーススタートを待ち構えました。
PM14：00、110周・500kmの決勝レースがスタート！…のはずが、直前に突如降り出した雨のため、セーフティーカーが隊列を先導。レインタイヤへのスイッチを急ぐマシンでピットは大混雑。予選によるスターティンググリッド順はなかったも同然に。一瞬の通り雨かと思いきや、降り方は強まるばかりで、見ているこちらも大慌て。もう使うことはないと思っていたレインウェアをバッグから取り出し、慌ただしく雨天装備を調えて撮影に臨みました。
雨脚が弱まる中、スリックタイヤへの交換を済ましたDENSO 石浦、PETRONAS 中嶋、MOTUL 本山がアウトラップに三つ巴のバトル。
タイヤ交換とドライバー交替のタイミングがチームごとに分かれ、見た目の順位はめまぐるしく変動。レース中盤62周目のストレートで起きたGT300クラッシュによるセーフティーカー導入により、先頭グループのアドバンテージは雲散霧消。各チームの戦略は大きく狂わされ、翻弄されることに。
セーフティーカー中に最後のピットストップ＆ドライバー交替を済ませたカルソニック オリベイラとRAYBRIG 伊沢がこのまま逃げ切るかと思いきや、再びコースを濡らし始めた雨をものともしない走りでDENSO 石浦が猛追。
ラスト4周、106周目の1コーナーで膨らんだRAYBRIGを逆転した石浦がそのまま逃げ切りトップチェッカー。DENSO KOBELCO SC430 脇阪寿一＆石浦宏明が500kmにわたる雨中の大混戦を制しました。2位はRAYBRIG HSV-010 伊沢拓也＆山本尚貴。悔し涙に暮れた開幕戦岡山に続く2戦連続の2位フィニッシュを果たし、ドライバーズランキングのトップに浮上。3位はMOTUL AUTECH GT-R 本山哲＆ミハエル・クルム。ウイダー HSV -010 小暮卓史は目の前のプリウスコーナーでGT300チャンピオンマシンと接触。ドライブスルーペナルティを科され、結果残念な9位に終わりました。
ウイニングランを見届けた後は、車検場に並ぶ戦い終えた泥だらけのマシンを横目にしながら、小走りで表彰式の行われるピットレーンへ。
途中訳が分からなくなるほど混乱したドタバタレースだったGT第2戦。最後までハラハラドキドキのスーパーGTらしい面白いレースを楽しませてもらえました。TOYOTA レクサスSCが連勝して迎える次戦、灼熱のマレーシア・セパンではどんな戦いが繰り広げられるのか？今から楽しみです。
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