スーパーフォーミュラ 第7戦 鈴鹿サーキット 2013.11.9-10
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃16 山本尚貴 TEAM 無限
＃16 山本尚貴 TEAM 無限
＃16 山本尚貴 TEAM 無限
＃16 山本尚貴 TEAM 無限
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃1 中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S
＃1 中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S
＃40 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃40 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃31 中嶋大祐 NAKAJIMA RACING
＃20 松田次生 Lenovo TEAM IMPUL
＃41 武藤英紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃10 塚越広大 HP REAL RACING
＃2 ジェームス・ロシター PETRONAS TEAM TOM’S
＃7 平川亮 KYGNUS SUNOCO Team LeMans
＃8 アンドレア・カルダレッリ KYGNUS SUNOCO Team LeMans
佐藤琢磨 TEAM 無限
中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S
本山哲
予選日夕景
小暮卓史 NAKAJIMA RACING
小暮卓史 NAKAJIMA RACING
小暮卓史 NAKAJIMA RACING
山本尚貴 TEAM 無限
山本尚貴 TEAM 無限
中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S
中嶋大祐 NAKAJIMA RACING
スターティンググリッド
山本尚貴 TEAM 無限
山本尚貴 TEAM 無限
中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S
山本尚貴 TEAM 無限
山本尚貴 TEAM 無限
シーズンエンドパーティー
2009年3月のフォーミュラニッポン公式テスト以来撮り続けてきたスウィフトSF13（FN09）最後の公式戦。2レース制で争われた2013年 スーパーフォーミュラ第7戦の開催された鈴鹿サーキットに行ってきました。
予選Q1＆Q3でトップタイムをマークして、決勝2レースのWポールポジションを獲得。雨のそぼ降るレース1でトップフォーミュラ初優勝を決めると、続くレース2ではフラつくマシンを操りながら薄氷の3位入賞。WEC優先のポイントリーダー、アンドレ・ロッテラー不在の最終戦で、TEAM 無限 山本尚貴が大逆転勝利。スーパーフォーミュラ初代チャンピオンの栄冠を獲得しました。
青空の広がった予選土曜日。
改札口にファミリーマートのミニ店舗ができた白子駅前から、AM7：25発の三重交通臨時バスに乗り込みサーキットへ。AM8：00、正面ゲートオープン。おなじみ佐藤琢磨パッケージのグリコプリッツを手に、F1日本GPから1ヶ月ぶりのヘアピンコーナーへ。
AM9：25、60分間のフリー走行がスタート。気温は18.5℃。F1開催時にはカメラマンエリアだったコーナー立ち上がりの常設席下に陣取り、EOS KISS X3にEF100-400mmレンズを取り付けて280mmの望遠、シャッタースピード1/160にセット。このレースで聞き納めになる3.4L V8 NAエンジンの軽やかなエキゾーストノートを味わいつつ、朝の光を浴びて輝くマシンを追いかけました。
トップタイムはTEAM 無限 山本尚貴。コーナーを大回りするマシンが多い中、山本はクリッピングをかすめてイン側の縁石に沿うように素早く加速する、置きピン泣かせの独特のレーシングラインを走行。NAKAJIMA RACING 小暮卓史はタイヤホイールに赤いリムラインの入ったマシンを駆って、幸先よく2番手タイムをマーク。SUGOに続くスポット参戦のTEAM 無限 佐藤琢磨はチームメイトとは対照的に14番手どまり。
最終コーナー近くの屋台で鈴鹿名物「焼肉ランチ」を買って、FCJの決勝を観戦しつつ昼食タイム。GPスクエアで松田・伊沢・平手・塚越4選手のトークショーを楽しみ、シルバーペンのインクがかすれるアクシデントに見舞われたピットウォークを早めに切り上げた後は、わずか20分のインターバルで始まる予選に間に合うように再びヘアピンへ。
いつの間にか灰色の雲が頭上に広がったPM14：00、ノックアウト予選がスタート。レース1のグリッドを決めるQ1でトップタイムをマークしたのは山本尚貴。中嶋大祐＆小暮卓史、好調NAKAJIMA RACINGの二人が2・3番手、DANDELION 伊沢拓也が4番手に入り、いったい何時以来になるのか、HONDA勢がトップ4を独占。
山本はQ3赤旗中断後3分間のワンアタックで、コースレコードとなる1'37.774をマーク。レース2のポールポジションを獲得し、逆転チャンピオンに向けて絶好のグリッドと貴重な2ptを獲得。2番手にはTEAM IMPUL J・P・オリベイラ。Q2トップタイムの小暮卓史は何故赤旗後のワンチャンスに賭けなかったのか、返す返すも残念な3番手。伊沢拓也、中嶋一貴、中嶋大祐が続き、佐藤琢磨は9番手からのスタートに。
GPスクエアの特設テントで佐藤琢磨選手のトークショー、グランドスタンドで本山哲・松田次生・中嶋一貴 新旧3選手出演のトークショーをはしごした後は、キッズピットウォーク＆サイン会を横目にのんびり帰途へ。
降水確率70％、小雨パラつく決勝日曜日。
AM7：30、白子駅前からタクシーでサーキットのパドックエリアへ直行。到着早々、ピットガレージ裏にFITで乗り付けた佐藤琢磨選手からタイミング良くサインをゲット。予報通り降り出した雨が次第に強まり、あっという間に路面は完全ウェットコンディション。AM8：30予定のFCJ決勝レースはスタートディレイに。
この日は終日ピットビル3Fのホスピタリティテラスを拠点に観戦モード。気温14℃。観客数は11,000人。レインウェアを着込んで久しぶりにグリッドウォークを楽しんだ後は、1コーナー寄りの階段を3Fテラスまで駆け上がり、レーススタートを待ち構えました。
AM10：20、20周の決勝レース1がスタート。水煙で真っ白になったオープニングラップの1コーナーで、中嶋一貴・国本雄資・カルダレッリ・塚越広大 4台が絡むアクシデント。ホールショットを奪った山本尚貴は2周目のシケインでオーバーラン。すかさず小暮卓史がトップに躍り出るも、その翌周にまさかのスローダウン。開幕戦の悪夢再び、燃料系のトラブルにより戦線離脱。
山本は危なげない走りでポールトゥウインを決め、トップフォーミュラ初優勝。この時点でポイントリーダーのロッテラーとは3pt差。中嶋大祐は初表彰台となる2位入賞。佐藤琢磨はスタートでまたもやエンスト。終盤追い上げを見せ伊沢をかわすも、結果9位に終わりました。
ピットウォークを挟んで間もなくレース2の進行がスタート。この日2度目のグリッドウォークでは、和やかな表情から徐々に戦闘モードに切り替わっていく小暮・山本両選手をメインに撮影。
28周で争われる決勝レース2。路面は微妙なセミウェット。レインタイヤでスタートしたマシンの多くはレース早々にピットイン。スリック交換組のトップはJ・P・オリベイラ。中嶋一貴、山本尚貴、小暮卓史が続く序盤の展開。
レース残り2周。雨脚が強まる中、オリベイラがデグナーでコースアウト＆クラッシュ。山本は2番手に浮上するも、直後のシケインで姿勢を崩すと小暮が先行。小暮はオーバーテイクシステムを光らせながら追いすがる山本を振り切り2位を堅守。
PETRONAS TOM'S 中嶋一貴がトップチェッカー。NAKAJIMA RACING 小暮卓史は開幕戦以来の2位表彰台。背後に迫ったTeam LeMansの2台を抑えきり、山本尚貴は薄氷の3位入賞。ロッテラーと同ポイントながら1大会で獲得した最多ポイントの差で、逆転でシリーズチャンピオンを勝ち取ることに。4位には平川亮。カルダレッリ、ロシターが続き、佐藤琢磨は8位に入り初ポイントを獲得しました。
ホスピタリティテラスでチェッカーを見届けた後は、雨天装備を整えて表彰台下のピットレーンへ。パルクフェルメにマシンを止めて歓喜する山本尚貴。スパークリングファイトの餌食になったレース2の表彰に引き続き行われたシリーズ表彰式では、巨大なチャンピオントロフィを頭上に掲げて喜びを爆発。
おめでとう！山本選手！
PM18：00、ピットビル2Fのラウンジで開催された毎年恒例のシーズンエンドパーティでは、佐藤琢磨選手をはじめ多くのドライバーからサインをゲット。GTVの瀧口友里奈さんと談笑しつつおいしい料理を堪能し、周囲が漆黒の闇に包まれたPM19：30、センターハウスに呼んでいたタクシー（運転手さんによるとこの日の午後にWEC上海から駆け付けたロッテラーを乗せたとのこと。）に乗り込み白子駅へ。伊沢拓也、J・P・オリベイラ両選手、TOM'S 舘監督らと同じ名古屋行きの近鉄特急に乗り込み、のんびり帰路へつきました。
満を持してイタリア・ダラーラ製のニューマシンSF14が登場する来シーズンこそが、真のスーパーフォーミュラ元年。
今はまだ真っ黒なカーボン素地にどんなカラーリングが施されるのか？既に様々な憶測が流れているメーカー間のドライバー移籍はあるのか？そして、ニューマシンを駆るドライバー達がどんなバトルを繰り広げてくれるのか。今から楽しみです。
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