スーパーフォーミュラ 第1戦 鈴鹿サーキット 2013.4.13-14
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃40 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃40 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃1 中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S
＃20 松田次生 Lenovo TEAM IMPUL
＃31 中嶋大祐 NAKAJIMA RACING
＃41 武藤英紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
＃40 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃40 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃15 佐藤琢磨 TEAM 無限
＃1 中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S
＃1 中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S
＃10 塚越広大 HP REAL RACING
＃16 山本尚貴 TEAM 無限
＃31 中嶋大祐 NAKAJIMA RACING
＃41 武藤英紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
＃20 松田次生 Lenovo TEAM IMPUL
＃7 平川亮 KYGNUS SUNOCO Team LeMans
＃8 アンドレア・カルダレッリ KYGNUS SUNOCO Team LeMans
ヘアピンコーナー
伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
水谷望愛さん・辻井美香さん
井上明香さん・神崎優香さん
今年から装いも新たにスタートした全日本選手権スーパーフォーミュラ。鈴鹿サーキットで開催された2013年開幕戦 2＆4レースに行ってきました。
変則1ピット作戦を成功させてトップに立ったNAKAJIMA RACING 小暮卓史。
2010年の開幕戦以来久しぶりとなる優勝を確信しつつ、51Lap 300kmの決勝レースが折り返しを過ぎたところで、ヘアピンコーナーを後にして一路グランドスタンドへ。残り10周のタイミングで後続のダンディライアン 伊沢拓也とのタイム差は約2秒。ワクワク感が高まり、後はチェッカーフラッグを見届けて表彰台下にダッシュで向うだけと思った矢先、小暮のマシンがまさかのペースダウン…。無情にも残り2周・50周目の130Rで伊沢のオーバーテイクを許し、ファイナルラップのシケインではIMPUL 松田次生にもかわされて3位にポジションダウン。目前にありながら指の間からすり抜けてしまったスーパーフォーミュラ初勝利の栄冠。不運という言葉では片付けられない、何とも悔しいレースになってしまいました。
早朝淡路島で発生した震度6弱の地震の緊急速報で叩き起こされた予選土曜日。
AM7：50、満席の白子駅前発臨時バスに乗り込みサーキットへ。朝のフリー走行はおなじみの撮影ポイント、ヘアピンコーナーから。周囲の木々の柔らかな新緑が目に優しく、思いのほか空気は冷たいものの、頭上に雲ひとつない青空が広がる絶好のコンディションに恵まれました。
昨年運良く当選した併催のEnjoy HONDA ドライバーサイン会の抽選に幾度となく挑戦するも一向に当たる気配がなく、すごすごと撤収。そんな中向かったパドックエリアでは、大勢のファンに囲まれながら自ピットに移動する佐藤琢磨選手に思いがけず遭遇。差し出したフォーミュラニッポン最終戦のプリントにタイミング良くサインをもらえて大満足。SUZUKA-ZEで具だくさんの日替わりパスタを平らげ、JSB1000の赤旗により短縮されたピットウォークを楽しんだ後は再びヘアピンコーナーへ。
気温16℃。眩しい春の日差しが降り注ぐPM13：50、ノックアウト式の予選がスタート。
2年連続で開幕戦のポールポジションを獲得したのは伊沢拓也。1'38.217は鈴鹿サーキットのコースレコード。スーパーＧＴのチームメイト、公式合同テストで復活ののろしを上げQ1トップタイムをマークした小暮卓史が0.116秒差で2番手。メインスポンサーにLenovoが加わりマシンカラーリングが一新したTEAM IMPUL J・P・オリベイラと松田次生が続き、インディカーシリーズの合間を縫ってのスポット参戦となったTEAM 無限 佐藤琢磨は6番手。昨シーズンのチャンピオン、カーナンバー#1が輝かしいTOM'S 中嶋一貴は7番手からのスタートに。
決勝日曜日。AM7：30、この日も白子駅前から料金380円前払いの三重交通臨時バスに乗ってサーキットへ。
出発直前の木曜日にJRPからシリーズパドックパス購入者あてに届いたのは 「2&4レースではピットビル3Ｆ ホスピタリティテラスでの観戦はできません。」 との残念なお知らせメール。そのため決勝観戦はいつものピットビルからではなくヘアピンコーナーからに決定。グランドスタンドでの観戦も考えたのですが、通常より距離の長い300kmレースなら、前半ヘアピンで撮影を楽しんでから西コースを移動しても十分表彰式には間に合うだろうという算段です。
この日の観客数は29,000人。2輪＆4輪それぞれのファンで大混雑のピットウォークを早めに切り上げ、パドック最終コーナー側のスロープを通って、昼食のカツサンドを手に再びヘアピンへ。2日間でヘアピン4往復はさすがに体にこたえます。気温18℃。いつのまにか薄灰色の雲が頭上を覆い尽くしたPM14：30、決勝レースがスタート。軽めのタンクでスタートした小暮卓史は2周目の1コーナーで伊沢拓也をアウトから豪快にオーバーテイク。1周1秒ペースでその差を広げていきます。以下、松田・オリベイラ・一貴・山本が続く序盤の展開。佐藤琢磨はペースが上がらず9番手までポジションダウン。
アマチュアカメラマンが等間隔に立ち並んだ常設席の下、土のうの積まれたF1開催時のカメラマンエリアに陣取り、EOS KISS X3にEF100-400mmレンズを取り付けて270mmの望遠、シャッタースピード1/160〜125、露出補正マイナス1にセット。今シーズンで見納めになるFN09改めSF13を置きピン＆手持ちで追いかけます。
レース残り2周でマシントラブルが発生した小暮卓史は無念の3位。辛うじて表彰台には上がれたものの、勝てていたレースを落としたダメージは計り知れません。優勝は「何か持ってる」伊沢拓也。前週に開催されたスーパーGT開幕戦岡山に続く勝利。2位にはIMPUL復帰後2度目の表彰台となる松田次生。4位に山本尚貴、中嶋一貴が続き、フライングスタートのペナルティが響いた佐藤琢磨は15位に終わりました。
あまりにもドラマチックな悔しい結末に終わったスーパーフォーミュラ開幕戦。「今日の優勝者は小暮選手だと思っています」との伊沢選手の大人なインタビューコメントに幾分救われたものの、複雑な気分で表彰式を撮影した後はしばし放心状態。PM16：50、サーキット発の満員バスに揺られながら白子駅へ。次戦は6月の九州オートポリス。次こそはトラブルフリーの真っ向勝負で、小暮選手が笑顔で表彰台の真ん中に立ってくれることを願ってやみません。
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