ＳＵＰＥＲ ＧＴ 第2戦 富士スピードウェイ FUJI GT 500km Race 2014.5.3-4
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃46 S Road MOLA GT-R 本山哲
＃46 S Road MOLA GT-R 本山哲
＃23 MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリ
＃23 MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリ
＃23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
＃18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT 山本尚貴
＃18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT 山本尚貴
＃18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT ジャン・カール・ベルネ
＃36 PETRONAS TOM'S RC F ジェームス・ロシター
＃36 PETRONAS TOM'S RC F 平川亮
＃12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信
＃12 カルソニック IMPUL GT-R J・P・オリベイラ
＃32 EPSON NSX CONCEPT-GT 中嶋大祐
＃17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越広大
＃1 ZENT CERUMO RC F 立川祐路
＃39 DENSO KOBELCO SARD RC F 石浦宏明
＃8 ARTA NSX CONCEPT-GT ヴィタントニオ・リウッツィ
＃19 Weds Sport ADVAN RC F 脇阪寿一
＃37 KeePer TOM'S RC F 伊藤大輔
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃46 S Road MOLA GT-R 本山哲
＃23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
＃23 MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリ
＃18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT 山本尚貴
＃36 PETRONAS TOM'S RC F ジェームス・ロシター
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
＃23 MOTUL AUTECH GT-R
メインストレート
RAYBRIG レースクィーン 遠藤ゆきえさん・石黒エレナさん
岩瀬香奈さん・神福佑季さん
蒼井彩加さん・犬飼ゆきなさん
森脇亜紗紀さん・白渚悠さん
佐崎愛里さん・Akiraさん
神福佑季さん・岩瀬香奈さん
ゴールデンウィーク後半の大渋滞 （往復7時間！） にもめげず、今年も2014年 スーパーGT 第2戦の開催された富士スピードウェイに行ってきました。
快晴に恵まれた予選土曜日。
AM6：30、未だ半分も埋まっていない西ゲート最寄りのP14駐車場に車を止め、まずはルーティーンのオープンピットへ。カラーリングされた2014年シーズンの実車とはこれが初対面です。今年からシャシー・エンジンともに新フォーマットが導入されたGT500クラス。昨年までの見慣れたフォルムは過去のものとなり、HONDA・NISSAN・TOYOTA 3メーカー揃って異形なDTM風マシンに様変わり。ニューマシンの中で唯一車種変更のなかったGT-Rはまだしも （NISMOのカラーリングは△ですが）、NSX CONCEPT-GT、RC Fに至ってはお世辞にも 「カッコいい」 とは言い難い微妙なデザインです。
AM9：00、たっぷり2時間の公式練習はお気に入りの定番撮影ポイント、完全逆光のプリウスコーナー立ち上がりから。コーナーを臨む斜面上には望遠レンズを手にしたカメラマンが鈴なり状態。いつも通りEOS KISS X3にEF100-400㎜を取り付けて、400㎜の望遠端。クリッピングをかすめるマシンを追随しました。
プリウスコーナーで聞き比べる限り、2.0L直列4気筒ターボエンジンの音量・音質の違いはほとんど気にならないレベル。唯一規定外のミッドシップ＆ハイブリッドを選択したHONDA NSXのバリバリ音が印象に残った程度です。
この日の観客数は32,200人。パドックエリアの1コーナー方向に伸びた大行列の最後尾について入場したピットウォークも例年以上の大混雑。RAYBRIGピットでリフレクター＆ステッカーを手にした後は、押し合いへし合いながらコントロールタワー側から早々に退場。
初夏を思わせる日差しが降り注ぎ、気温は22℃に上昇。PM14：00、ノックアウト方式の公式予選がスタート。
Q2で1'28.799をマークしてポールポジションを獲得したのは、カルソニック IMPUL GT-R、J・P・オリベイラ。S Road MOLA 本山哲、MOTUL AUTECH ロニー・クインタレッリが続き、NISSAN GT-R勢がトップ3を独占。それとは対照的に、HONDAは5台全車がQ1敗退。RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史は13番手、ウイダー モデューロ 山本尚貴は11番手に終わりました。
決勝日曜日。
早朝富士吉田のホテルを出発し、AM5：00過ぎには9割方埋まったP14駐車場に無事到着。この日も青空が広がる絶好の観戦＆撮影日和。白い雪を被った富士山が美しいことこの上ありません。
AM8：30、わずか30分間のフリー走行はピットビル屋上から。無人のレジャーシートとディレクターズチェアの隙間を渡り歩きながら、RAYBRIGとNISMO、MOLAのピットストップ練習を真上から撮影。思いのほかスムーズなドライバー交代に感心しつつ、セッション後半～サーキットサファリの時間帯はカメラをバッグにしまって100％観戦モード。メインストレートを駆け抜ける色鮮やかなニューマシンの走行を楽しみました。
この日の観客数は57,200人！パドックエリアから見下ろすと広大なモビリタは既に満車状態。陽光にきらめく車のルーフが鏡のようです。ピットウォーク入場待ちの大行列も前日以上。ピットレーン側にマシン＆ドライバー、メインストレートのピットウォール側にレースクィーンを分離してはいるものの、1コーナー側の第3ゲートから入場するパドックパス客とコントロールタワー側から入場するピットウォークパス客とが交錯して、立錐の余地のないほどの混み方です。
こちらも大混雑のレストラン ORIZURUで昼食の 「勝つカレー」 をパクついた後は、再び大勢のアマチュアカメラマンが立ち並ぶプリウスコーナーへ。
気温20℃。いつの間にか雲の量が増え、吹き抜ける風が涼しく感じられるようになったPM14：00、110周・500㎞の決勝がスタート。
レース序盤はGT-Rがトップ3を独占。このままNISSAN優勢の展開が続くと思いきや、19周目の1コーナーで本山哲駆るS Road MOLA GT-Rが左フロントから出火。2コーナー先にマシンを止め、早々と戦線離脱。
この日2回目のセーフティーカーが導入されると、RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史をはじめとするHONDA勢が相次いでピットイン。小暮から12番手でバトンを受けた武藤英紀は、さあこれからという30周目のダンロップコーナーでまさかのストップ。トラブルの原因は 「熱害による電気系の不具合」 とのこと。ピットに戻り再スタートを図るも、結果リタイアに。
WECスパ優先の中嶋一貴に代わってPETRONAS TOM'S RC Fのステアリングを握った平川亮は、ピットアウトしたばかりのカルソニック IMPULを交わした直後、コカコーラコーナー進入でGT300車両と接触＆スピン。その後もコースアウトするわ、ドライブスルーペナルティはくらうわ、ラップダウンの散々なレースに。69周目の300Rでトップ走行中のMOTUL AUTECH GT-R 松田次生がステアリング系のトラブルでスローダウン。ピットに戻り復帰を果たすも、順位を大きく下げて8位でチェッカー。
カルソニック IMPUL GT-Rがポールトゥウイン。ZENT CERUMO RC F、ENEOS SUSTINA RC Fが続き、HONDA勢で唯一走行を続けたウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT 山本尚貴は15周遅れ！の10位に終わりました。
応援するドライバーが次々と戦列を離れる残念な展開に終わったスーパーGT富士ラウンド。それにしても想像以上だったのは、HONDA NSX CONCEPT-GTの遅さ＆脆さです。同じエンジンを使用しているスーパーフォーミュラ開幕戦の低迷ぶりを見ても、ターボエンジンそのものの性能不足が一因なのは明らか。GT500のFR統一規定に則らず、ベース車両の 「MR＋HV」 にこだわったために課せられた性能調整70㎏のウエイトのせいだとしたら、ある意味自業自得。ドライバー達には酷ですが、HONDA自らが選択した茨の道を突き進んで、光明を見出してもらいたいところです。
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