ＳＵＰＥＲ ＧＴ 第5戦 富士スピードウェイ FUJI GT 300km Race 2014.8.9-10
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT 山本尚貴
＃18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT 山本尚貴
＃18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT 山本尚貴
＃46 S Road MOLA GT-R 本山哲
＃46 S Road MOLA GT-R 柳田真孝
＃23 MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリ
＃23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
＃36 PETRONAS TOM'S RC F 中嶋一貴
＃36 PETRONAS TOM'S RC F ジェームス・ロシター
＃32 EPSON NSX CONCEPT-GT 中嶋大祐
＃17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越広大
＃17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 金石年弘
＃1 ZENT CERUMO RC F 立川祐路
＃37 KeePer TOM'S RC F アンドレア・カルダレッリ
＃8 ARTA NSX CONCEPT-GT 松浦孝亮
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT 山本尚貴
＃18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT フレデリック・マコヴィッキィ
＃46 S Road MOLA GT-R 本山哲
＃23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
＃23 MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリ
＃36 PETRONAS TOM'S RC F 中嶋一貴
＃36 PETRONAS TOM'S RC F ジェームス・ロシター
＃32 EPSON NSX CONCEPT-GT 中嶋大祐
＃12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
＃36 PETRONAS TOM'S RC F
プリウスコーナー
千葉悠凪さん・櫻井さえさん
岩瀬香奈さん・坂本くるみさん
神福佑季さん・佐崎愛里さん
荒井つかささん・渡辺順子さん
千葉悠凪さん・岩瀬香奈さん
「ただちに命を守る行動をとってください。」 台風11号が勢力を保ったまま四国に上陸。三重県に大雨特別警報が発令され、鈴鹿市全域の20万人に避難指示が出される最中、暴風予報円の東端に位置する静岡県・富士スピードウェイで開催された2014年 スーパーGT 第5戦に行ってきました。
予想を上回る断続的な豪雨と強風のせいで決勝は大荒れ。セーフティーカーが2度も導入されたり赤旗中断があったりと、前戦SUGO以上に悪天候に翻弄されたレースになってしまいました。
曇天の予選土曜日。
今夏のGT富士ラウンドは例年より1ヶ月前倒しの8月開催。「夏休み＆お盆前＆週末」 の高速渋滞が心配されたものの、台風接近のせいか道路はガラガラ。AM6：30にはサーキット西ゲートに到着できて、まだ1/3 もうまっていないP14駐車場へ直行。いつもどおりオープンピットでローダウンフォース仕様のマシンを概観し、朝の公式練習走行はプリウスコーナーから。
AM9：00、2時間の走行がスタート。気温25℃。灰色の雲が頭上を覆い、富士山の雄姿は全く見えず。時折黒い雲が強い風に乗って流れてくるものの、雨が降り出すことはなく、ドライコンディションのままセッションは推移。斜面上に並んだ大砲を手にしたアマチュアカメラマンの人数は、5月に比べるとさすがに少ない印象です。
トップタイムをマークしたのはウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT 山本尚貴。レースウィークでHONDA勢がトップに立つのは初めてのこと。DENSO KOBELCO SARD RC F、MOTUL AUTECH GT-R、PETRONAS TOM'S RC Fが続き、RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは9番手。ステアリングのトラブルで出遅れたS Road MOLA GT-Rは14番手に。
この日の観客数は18,500人。メインスタンド裏のイベント広場には10月開催のWEC富士PRブースが設置されていて、昨年仕様のTS030マシンの展示やトークイベントを開催。ピットウォーク後にレストラン ORIZURUでミートソースをパクついたところで、午後のノックアウト予選は再びプリウスコーナーから。「雨が降ってきやがった！」 GT500のQ2開始直後、ピエール北川氏の場内放送と同時に第3セクターにも大粒の雨が降り始め、目の前の路面はあっという間にウェットコンディションに。
ラストラップの大逆転。ポールポジションを獲得したのは、唯一スリックタイヤで走行を続けていたKEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越広大。MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリ、ARTA NSX ヴィタントニオ・リウッツィ に続いて、RAYBRIG NSX 小暮卓史は4番手。他車同様にレインタイヤに交換した小暮は1'38.273 をマークして一時トップに躍り出るも、後続にタイムを更新されて悔しい結果に。以下、ウイダー モデューロ NSX 山本尚貴、DENSO KOBELCO SARD 石浦宏明、PETRONAS TOM'S 中嶋一貴が続きました。
雨の決勝日曜日。
AM6：30、朝食用に用意してもらったおにぎりを手に富士吉田のホテルを出発。この日も西ゲート最寄りのP14駐車場に車を止めて、とりあえず車内でひと休み。時折叩き付けるような強烈な雨が降ってきて、フロントガラス越しに何も見えなくなるほど。雨が小降りになったタイミングを見計らって、満員の場内シャトルバスに乗り込んでメインスタンド裏へ。
降ったり止んだりを繰り返す雨に加えて、白い霧がうっすら広がりはじめたAM9：00、朝のフリー走行は雨をしのげる屋根付のメインスタンド2階自由席から。座席のほとんどは既にテープやレジャーシートで場所取りされていて、リアル 「マンマミ～ア」 状態。なんとか空席を見つけて、このセッションは100％観戦モード。走行開始直後に雨が強まり赤旗中断。先が思いやられる展開に。
決勝日の観客数は26,500人。気温25℃。上下ゴアテックスのレインウェアを着込んで、雨天装備完了。予定より早く20分間に延長されたPM13：38開始のウォームアップ走行に間に合うように、意を決して三度プリウスコーナーの斜面上へ移動。
PM15：00、セーフティーカー先導による300㎞・66周の決勝レースがスタート。
ウイダー モデューロ NSX 山本尚貴は、KEIHIN 金石年弘とMOTUL クインタレッリを相次いで抜き去ってトップに浮上。SC明けの1コーナーでオーバーランをやらかしたRAYBRIG NSX 小暮卓史は8周目、ARTA 松浦孝亮 ＆ DENSO オリバー・ジャービスと目の前のプリウス～パナソニックコーナーにかけて3ワイドバトル。4番手に順位を戻します。
雨脚が強まった9周目にセーフティーカーが導入。バケツをひっくり返したような大雨に強風が加わったPM15：44、17周を終えたところでレースは赤旗ストップ。マシン撮影どころの騒ぎではなく、風雨をしのげるパドックトンネルに一時避難。このままレース終了！？と思いきや、その後30分ほどの中断を挟んでレースはリスタート。
31周目、RAYBRIG 小暮は KEIHIN 金石を100Rアウトからオーバーテイク、暫定3位にポジションアップ。40周目にバトンを受けた武藤英紀は5番手まで順位を戻すも、後半ペースダウン。結果7位でレースを終えることに。
59周目に再び風雨が強まり、セーフティーカーが導入。その後ファイナルラップまでグリーンフラッグが振られることなく、ウイダー モデューロ NSX フレデリック・マコヴィッキィがトップチェッカー。MOTUL AUTECH GT-R 松田次生、浅溝レインタイヤで見事な追い上げを見せたEPSON NSX ベルトラン・バゲット、KEIHIN NSX 塚越広大、タイヤ無交換のPETRONAS TOM'S RC F 中嶋一貴、S Road MOLA GT-R 本山哲が続きました。
これまでの不振が嘘のようなHONDA NSXの躍進ぶり。7月の性能調整以降、結果的にはGT500 3車種の均衡がうまく図られたようにも思えるのですが、そこに至る経緯を考えると手放しで喜ぶこともできず、未だに気分は複雑。レース終了後は表彰式に向かうことなく、全身ズブ濡れになりながらP14駐車場へ直行。身も心もグッタリ疲労困憊、苦行のようなGT富士ラウンドでした。
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