ＳＵＰＥＲ ＧＴ 第2戦 富士スピードウェイ FUJI GT 500km Race 2015.5.2-3
＃15 DRAGO MODULO NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃15 DRAGO MODULO NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃15 DRAGO MODULO NSX CONCEPT-GT 小暮卓史
＃15 DRAGO MODULO NSX CONCEPT-GT オリバー・ターベイ
＃1 MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリ
＃1 MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリ
＃1 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
＃1 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
＃46 S Road MOLA GT-R 本山哲
＃46 S Road MOLA GT-R 本山哲
＃46 S Road MOLA GT-R 本山哲
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 山本尚貴
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 山本尚貴
＃36 PETRONAS TOM'S RC F ジェームス・ロシター
＃36 PETRONAS TOM'S RC F ジェームス・ロシター
＃36 PETRONAS TOM'S RC F 伊藤大輔
＃37 KeePer TOM'S RC F アンドレア・カルダレッリ
＃37 KeePer TOM'S RC F 平川亮
＃64 EPSON NSX CONCEPT-GT 中嶋大祐
＃19 Weds Sport ADVAN RC F 脇阪寿一
＃17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越広大
＃17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 武藤英紀
＃39 DENSO KOBELCO SARD RC F ヘイキ・コバライネン
＃12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信
プリウスコーナー
＃1 MOTUL AUTECH GT-R
＃15 DRAGO MODULO NSX CONCEPT-GT
メインストレート
＃15 DRAGO MODULO NSX CONCEPT-GT 小暮卓史 ＆ オリバー・ターベイ
＃100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 伊沢拓也 ＆ 山本尚貴
NISMO 松田次生 & ロニー・クインタレッリ
NISMO 松田次生 & ロニー・クインタレッリ
坂本くるみさん・白渚悠さん
中山優美さん・朔矢あいねさん
ゴールデンウィークの真っ只中。今年も2015年 スーパーGT 第2戦の開催された静岡県・富士スピードウェイに行ってきました。
前評判通りの強さを発揮した2014年チャンピオンチーム NISMO、MOTUL AUTECH GT-R 松田次生＆ロニー・クインタレッリが、カルソニックIMPUL GT-Rとのマッチレースを制してポールトゥウイン。「春のニスモフェスティバル」さながらに、日産GT-RがGT500＆GT300両クラスで1-2フィニッシュを飾ったレースになりました。
雲一つない快晴に恵まれた予選土曜日。
AM6：00、渋滞に煩わされることなくサーキット西ゲートに無事到着。バスプールからの入場車列の最後尾について最寄りのP14駐車場に向かったところ、目に入ってきたのは「関係者専用駐車場」の文字。仕方なく周回道路を半周して、既に半分ほど埋まったヘアピン南側のP7駐車場へ。
AM7：00から始まったオープンピットでは、ロードラッグ仕様のGT500マシンをチェック。「フリックボックス」と呼ばれるフロントフェンダー前端の箱型カナード（？）の造形は3車種三様の複雑さで、見栄えの悪さは相変わらず。MOTUL AUTECH GT-Rのリアウイングエンドプレートに鯉のぼりが描かれていたり、各車のフロントウインドーに貼られたSINGHAビールのステッカーが鮮やかな黄色に変わっていたり、細かな変化を楽しみながら早朝から混み合うピットレーンを往復した後は、残雪をいただく雄大な富士山の姿を眺めつつ、おなじみの定番撮影ポイント プリウスコーナーへのんびり移動することに。
AM8：50、2時間の公式練習がスタート。いつ改修されたのか、プリウスコーナーのクリッピングから立ち上がりにかけてのアスファルト路面が黒々と再舗装されていて、旧舗装との境目がはっきりと見て取れます。
今シーズン小暮卓史はスーパーフォーミュラと同様に、道上龍監督率いる「Drago Modulo Honda Racing」に移籍。McLarenのF1テストドライバー、オリバー・ターベイをチームメイトに＃15 Drago Modulo NSX CONCEPT-GTを駆ることに。マシンのカラーリングはいかにもHONDAワークス的な赤×黒×白。かつてのスーパーアグリF1マシンによく似た雰囲気ですが、黒い部分をよく見るとグレーの濃淡で幾何学模様が描かれた凝ったデザインになっています。
この日の観客数は33,500人。真夏を思わせる強い日差しの下、気温は25℃に上昇。わずか40分間のピットウォークでさしたる成果も上げられずにグッタリ疲れた後は、レストランORIZURU前の屋台で幕の内弁当￥800を購入し、プリウスコーナーにとんぼ返り。
PM14：15、ノックアウト方式の公式予選がスタート。
Q2でコースレコードとなる1'27.552をマークしてポールポジションを獲得したのは、MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリ。カルソニックIMPUL GT-R J・P・オリベイラ、ZENT CERUMO RC F 立川祐路、PETRONAS TOM'S RC F ジェームス・ロシターが続きました。Drago Modulo NSX 小暮卓史はトップから0.9秒差でギリギリQ1を通過するも結果8番手。練習走行後にエンジン交換を行ったRAYBRIG NSX 山本尚貴はQ1敗退。S Road MOLA GT-R 本山哲も出番なく終わりました。
前日同様に晴れ渡った決勝日曜日。早朝、富士吉田のホテルを出発し、サーキット東ゲートから入場。真正面に広がる霊峰富士の美しい姿に見とれつつ、前日と同じP7駐車場へ。
AM9：00、朝のフリー走行は、日陰が嬉しいピットビル屋上から。隙間なく敷き詰められた無人のレジャーシートを避けながら、HONDA系チームのピットストップ＆ドライバー交代練習を真上から連続撮影。ヴィッツ、FIA-F4、ポルシェカップとサポートレースがテンコ盛りのせいで、決勝日のピットウォークもわずかに40分間。PM12：00、何時にも増して大混雑のピットレーンを押し合いへし合いしつつ、Drago Moduloピットのドライバーサイン会行列に加わり、小暮選手からSF開幕戦のプリントにカーナンバー＃34の入ったサインを初ゲット。メインストレート側に分離されたレースクイーンを1コーナー側から撮影し始めるも、あっという間に終了時間に。
PM13：05のウォームアップ走行開始に間に合うように、再びプリウスコーナー立ち上がりへ。この日の観客数は58,000人。丸太の並んだひな壇の上は、白レンズの大砲を手にしたアマチュアカメラマンで満員御礼状態。EOS KISS X3にEF100-400㎜レンズを取り付けて、400㎜の望遠端、ISO100、シャッタースピード1/200～160、露出補正－1にセット。いつの間にか頭上に薄灰色の雲が広がり、真夏の日差しが失われてしまったPM14：15、500㎞・110周の決勝レースがスタート。
ホールショットを決めたMOTUL AUTECH GT-Rは、後方から迫り来るカルソニックIMPUL GT-Rを巧みに抑えてトップを快走。クインタレッリ⇒ 松田⇒ クインタレッリとバトンを繋ぎ、最後は11秒差をつけてポールトゥウイン。カルソニックIMPUL GT-R 安田裕信＆J・P・オリベイラ、PETRONAS TOM'S RC F ジェームス・ロシター＆伊藤大輔、KEIHIN NSX 塚越広大＆武藤英紀が続きました。
8番手スタートのDrago Modulo NSX 小暮卓史は一時6番手に順位を上げるも、スティント後半ブレーキトラブルにより失速。73周目にオリバー・ターベイからステアリングを引き継ぎ、8位でレースを終えました。
RAYBRIG NSX 山本尚貴はオープニングラップのダンロップコーナーでS Road MOLA GT-R 本山哲に追突され、最後尾に後退。28周目に黄旗追越しのペナルティを受けた直後にエンジントラブルでリタイアと散々なレースに。S Road MOLA GT-Rは51周目、柳田真孝の走行中に左リアタイヤがパンク。終盤本山哲が追い上げるも2周遅れの10位に終わりました。
プリウスコーナーでウイニングランを見届けた後は、ピットレーンオープンを待って表彰台下へ。サクサクと進行する両クラスの表彰式を楽しみ、居眠り運転防止用のコーヒーを買い込んで、PM18：00過ぎにP7駐車場を出発。西ゲート脱出に30分。高速渋滞覚悟で帰路につきました。
6月の第3戦タイを挟んで8月に再びこの富士で開催される今シーズンのスーパーGT。3戦分のウエイトハンデが積まれた状態で3メーカーの勢力図がどう変化していくのか。あるいは変化しないのか。楽しみに待ちたく思います。
WEC世界耐久選手権優先のため今シーズンのスーパーGT参戦を見送ることになった中嶋一貴が、WECスパ初日のフリー走行中、雨のケメルストレートでクラッシュ＆脊椎骨折との報道。5月8日現在、スーパーフォーミュラ第2戦岡山はもちろんのこと、悲願の優勝を目指すLeMans24時間レースへのエントリーも微妙らしく、今は一日も早い中嶋選手の回復を願わずにはいられません。
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